12月3日に卒業式、そして12月15日に日本に帰国。ローザンヌでの生活が終わってからほぼ1ヶ月。今ではまるでIMDでのつらい1年間が人生という線上にのらない離れた点として彼方に置きざれにされ、去年の昨日と今年の今日が滑らかにつながってしまったような錯覚すら抱きます。
帰国後、IMDでの1年間について人に聞かれる度に、自分なりにこの1年間はなんだったのかを改めて考えさせられています。IMDでは思い出せないくらい多くの経験をし、特に消化の難しいつらい経験は意識下に眠ったままでいまだに言葉にしてあらわすことができないでいるかもしれません。なのでとりあえず、”帰国後の感想”としてIMDでの一年間の体験が自分にとってどのような意味を持っていたのか、その「思うところ」を記しておきたいと思います。
まず第一に思うところは、IMDでの1年間は”現実”よりもより現実と向き合えた、ということです。
最初の半年間の土日も含めて毎日朝8時から夜の12時近くまで勉強する環境は想像を超えるつらさでした。入学してから3ヶ月ぐらい経過した頃から、「はやくこの異常な(Crazy)な環境から抜け出して現実世界 (Real world)に戻りたい」「こんなことは現実(Real world)では起こらない、IMDは特別な環境(Unusual environment)なのだから」などといろいろな言い回しで、「IMDは現実ではない」というメッセージが聞こえ始めてきました。
IMDに来る学生の平均年齢は31歳、勤務経験は7年程度と、他のMBAの学生よりも多くの国際的経験を積んでいます。しかし困難な課題を前に、心底悩み苦しまされることになります。そうして自分達が今まで築いてきた能力・知識が通用しない無力感に対する苛立ちから、この環境を「異常な環境」とすることで自らを正当化しているのかもしれません。それは自らを劣った存在として認めたくないという人間の”健全な”本能レベルでの拒否反応のようにも見えます。また、向上心と野心の高さだけは共通しながらも国籍や文化、性別、職歴など様々な点で多様性に富んだ90人が極度の肉体的・精神的なプレッシャーに晒されるわけですから、そこには「当たり前」といった共通の前提は皆無に等しく、グループ全員が納得するかたちで成果をだすことは難しいため、無力感を感じるのも至極当然であるともいえます。
逆にいえば、今まで経験してきた”現実”世界には、日常生活のひとつひとつの出来事に脳の力を使わずに深く考えることなく効率的な、ある意味では盲目的な対処を可能にする常識・慣習・権限といった「当たり前」があり、必要以上の無力感や徒労感を感じることがないようにまろやかになっているのかもしれません。そうした「当たり前」に疑問を投げかける者は社会の秩序という名の効率性を破壊する「悪者」であり、社会から抹殺されすらします。
しかし「当たり前」のないIMDでの1年間は、生徒間に公式の上下関係や役割分担はなく全員が同じ”MBA候補生”として横一線であるため、頼れるのは自らの人間性だけになります。一方では自分が「当たり前」と思っていた秩序に従わない他者は「悪者」として写りあたかも自分が秩序の番犬のような錯覚を抱きながら、他方では自分の「当たり前」があまりに通用しないことからそれに疑問をもち自ら秩序を変える「悪者」を演じる必要性を感じるという、なんとも訳がわからない状態に陥ります。そうした環境下において、”現実”世界では「当たり前」というオブラートに包まれて見過ごしていた自他の存在に改めて直面し、対応を迫られ、もがき苦しむことで、”現実”よりも生々しい現実を感じることになります。むしろ、そうした裸の勝負を通じて学んだからこそ、心の奥底にまで響く何かが残ったのかもれません。
裸で勝負するわけですから、裸になるための環境がしっかり整えられている点では人為的な現実であるともいえます。優秀な教授陣、洗練されたコース設計、すばらしい景色、おいしいランチ、監獄のような作業部屋、そして個性豊かな90人の生徒。しかし、これだけの土俵を整備せずには、スーツと名刺に保護された”現実”から離れることは困難でしょう。むしろ30歳を過ぎたおじさん・おばさんが恥ずかしげもなく裸で現実に向き合える土俵が整備されているIMDは真に稀有な場であると思うのです。
2008年12月30日火曜日
2008年11月8日土曜日
家族との生活(げん)
7月末に、娘が東京で生まれました。ちょうどIMDの夏休みで、東京に戻り立会いしました。この件に関してMBA Diaryにエントリーしましたが、リンクがこちらです↓
http://www.imd.ch/programs/mba/programstructure/diary_detail.cfm?articleId=4392
10月に、妻が2ヶ月の娘を連れてロザンヌにやってきました。今は、家族と一緒に最後の3ヶ月をロザンヌでゆっくり過ごしています。ICPが忙しいと言っても、拘束時間が全然短くなったから、毎日家にいる時間が圧倒的に増えました。もし、家族と一緒に来る予定があれば、夏休み後に来てもらったほうが絶対いいんです。前半だと、殆どあえないと思うし、学校に専念したほうがいいと思います。
今週僕のICPが終了したから、毎日午後家族とレマン湖に行って散歩してくるか、町中心のサンフランソワのスタバーに行って、本を読んだりしています。
秋のロザンヌがとてもきれいです。まだ天気があまり寒くないし、とにかく木の葉っぱの色が鮮やかできれいです。空気が本当に澄んでいて、お腹いっぱい吸うと全身の細胞が喜んでいることが分かります。
この頃になると、ロザンヌがいいところだなぁと思うようになります。クラスメートもみんな口を揃えて言います。しかし、ここがFairy Taleの世界です。いろんな意味で、too good to be true。
実は今僕の心境は、早く”現実”に戻りたい気分です。

http://www.imd.ch/programs/mba/programstructure/diary_detail.cfm?articleId=4392
10月に、妻が2ヶ月の娘を連れてロザンヌにやってきました。今は、家族と一緒に最後の3ヶ月をロザンヌでゆっくり過ごしています。ICPが忙しいと言っても、拘束時間が全然短くなったから、毎日家にいる時間が圧倒的に増えました。もし、家族と一緒に来る予定があれば、夏休み後に来てもらったほうが絶対いいんです。前半だと、殆どあえないと思うし、学校に専念したほうがいいと思います。
今週僕のICPが終了したから、毎日午後家族とレマン湖に行って散歩してくるか、町中心のサンフランソワのスタバーに行って、本を読んだりしています。
秋のロザンヌがとてもきれいです。まだ天気があまり寒くないし、とにかく木の葉っぱの色が鮮やかできれいです。空気が本当に澄んでいて、お腹いっぱい吸うと全身の細胞が喜んでいることが分かります。
この頃になると、ロザンヌがいいところだなぁと思うようになります。クラスメートもみんな口を揃えて言います。しかし、ここがFairy Taleの世界です。いろんな意味で、too good to be true。
実は今僕の心境は、早く”現実”に戻りたい気分です。
2008年11月3日月曜日
11/3 卒業式の1ヶ月前(トモ)
ついに卒業式まで残り1ヶ月となりました。
残り2週間のICPに土日も学校にきて忙しくしているチームもあれば、早々と終了し学校にはランチのためだけにくる生徒もいます。就活の状況はといえば、Offerをもらった生徒は正式な契約を結ぶ段階にきているようです。おそらく再来週から選択科目の授業が開始するのでその前には、ということでしょうか。一方では遅々としてすすまない面接プロセスを根気強く進めている生徒も多くいます。各人それぞれの状況の中でなんとなく忙しない日々をすごしながらも、残り1ヶ月という事実だけは全員平等に課せられた現実です。
先週の金曜日と今日、IPE(Internaltional Politics & Economy)のクラスを担当したJean-Pierre LehmannからIMDのマネジメントならびにMBAの生徒にむけてメールが送られてきました。内容はMBAの校舎のまわりの樹木を取り除き新たにつくられた駐車場についてです。彼のメールは冒頭から、樹木がなくなったのを見て今年これほどまで怒り心頭に達した経験はない、と強い口調ではじまり、21世紀における"進歩"とは、多くの樹木や自然とより少ない車とコンクリートであり、IMDのこの行為は"Vandalism(公共の破壊)"であると厳しく糾弾しています。
その上で現在の金融バブルの崩壊も、金融システムの破綻ではなく、現在の社会が有する価値観や社会システムそのものの限界を示すものであり、現在の方向のまま今後も世の中がすすめば、「最善の場合でも、唯物主義的な価値観から、より精神的な事柄、人と人との関係や人間性に着目した価値観への転換が起こるだろう(Perhaps the most optimistic scenario that could come out of this great disruption is a major shift in values, less materialism, more attachment to spiritual issues, to relationships, to humanity)」と警鐘をならしています。
このメールをもらったときMBAの大半の反応は、JP(Jean Pierreのこと)はいったいどうしちゃったんだろう?、的な半ば失笑ともとれる態度が、少なくとも表向きは多かったようです。ただ、たしかに自然の代わりにMBAの校舎の周りに現れた新しい駐車場を通り過ぎてみると、こうした態度こそがJPの危惧しているものであり、根本的なところから考え直さなければならない時期が来ている、というJPのメッセージはJP的なProvocative(挑発的な)な内容ということを差し引いても本当に考えなくてはならないのかもしれないのかなぁ、とふと哲学したりしてしまっています。秋ですから。
こんなことを呑気に考えていられるのも残り1ヶ月。サラリーマン生活に戻ったら考えることのないかもしれない"よしなし事"を、IMDという知的刺激には事欠かない環境で考えてみるのも、残り1ヶ月の贅沢な過ごし方かもしれないなぁ、という心境の今日この頃なのでした。
残り2週間のICPに土日も学校にきて忙しくしているチームもあれば、早々と終了し学校にはランチのためだけにくる生徒もいます。就活の状況はといえば、Offerをもらった生徒は正式な契約を結ぶ段階にきているようです。おそらく再来週から選択科目の授業が開始するのでその前には、ということでしょうか。一方では遅々としてすすまない面接プロセスを根気強く進めている生徒も多くいます。各人それぞれの状況の中でなんとなく忙しない日々をすごしながらも、残り1ヶ月という事実だけは全員平等に課せられた現実です。
先週の金曜日と今日、IPE(Internaltional Politics & Economy)のクラスを担当したJean-Pierre LehmannからIMDのマネジメントならびにMBAの生徒にむけてメールが送られてきました。内容はMBAの校舎のまわりの樹木を取り除き新たにつくられた駐車場についてです。彼のメールは冒頭から、樹木がなくなったのを見て今年これほどまで怒り心頭に達した経験はない、と強い口調ではじまり、21世紀における"進歩"とは、多くの樹木や自然とより少ない車とコンクリートであり、IMDのこの行為は"Vandalism(公共の破壊)"であると厳しく糾弾しています。
その上で現在の金融バブルの崩壊も、金融システムの破綻ではなく、現在の社会が有する価値観や社会システムそのものの限界を示すものであり、現在の方向のまま今後も世の中がすすめば、「最善の場合でも、唯物主義的な価値観から、より精神的な事柄、人と人との関係や人間性に着目した価値観への転換が起こるだろう(Perhaps the most optimistic scenario that could come out of this great disruption is a major shift in values, less materialism, more attachment to spiritual issues, to relationships, to humanity)」と警鐘をならしています。
このメールをもらったときMBAの大半の反応は、JP(Jean Pierreのこと)はいったいどうしちゃったんだろう?、的な半ば失笑ともとれる態度が、少なくとも表向きは多かったようです。ただ、たしかに自然の代わりにMBAの校舎の周りに現れた新しい駐車場を通り過ぎてみると、こうした態度こそがJPの危惧しているものであり、根本的なところから考え直さなければならない時期が来ている、というJPのメッセージはJP的なProvocative(挑発的な)な内容ということを差し引いても本当に考えなくてはならないのかもしれないのかなぁ、とふと哲学したりしてしまっています。秋ですから。
こんなことを呑気に考えていられるのも残り1ヶ月。サラリーマン生活に戻ったら考えることのないかもしれない"よしなし事"を、IMDという知的刺激には事欠かない環境で考えてみるのも、残り1ヶ月の贅沢な過ごし方かもしれないなぁ、という心境の今日この頃なのでした。
2008年10月28日火曜日
10/28 就活の進展(トモ)
いよいよICP(International Consulting Project)も最終Phaseを迎えました。
今週の月曜日の朝一には、ICP CoordinatorであるJames Hendersonが最終Phaseの重要性について再度説明していました。が、出席者38名。中にはICP関連で出張に出ている生徒もいましたが、やはり就職活動の影響が大きいようです。最後の質疑応答の中にも「ICPは大変魅力的な取り組みであるが実施期間については再考の余地があるかもしれない」と暗に「就活に専念させてくれー」という心の叫びが聞こえてくる発言もありました。Jamesも状況をよく理解した上で「君たちは世界トップのMBAの生徒だ。自分たちを誇りに思いたまえ。君たちならICPと就活ぐらい同時にできる。そして間違いなく就職は決まる。」と、励ましのエールを送ってくれました。
ICPは4つのPhaseに分かれており、Phaseごとに担当教授とクライアントにプレゼンテーションが必要になります。チームによっては頻繁に出張があるチームもあり負荷はまちまちですが、会社がIMDを訪問して企業説明会をする期間も別途設けられていること、数日間は企業を個別に訪問するための休暇も公式に設定されていることからも就活と同時並行できる範囲に負荷が設定されていると思います。
むしろ1年間という限られた期間を考えると、この時期に授業をすることは固定的に時間が割かれるため現実的ではないこと、個人作業、チーム作業を使い分けることでプロジェクトであれば柔軟に時間を使えること、さらにはスイスの山奥で半年以上も武者修行をして浮世離れしてしまった感性を徐々に現実世界に戻すことなどを考えると、この時期のICPは個人的にはうまい設計だと思います。
しかしながら、これらの意見は"まったく就活をしていない"という小生の意見かもしれません。今週の時点で最低でも1社からOfferをもらっている生徒はおそらく半分にもいまだ達していないようです。また金融危機のために採用プロセスを途中で打ち切る企業や、Offerを出していながら勤務開始時期を大幅に遅らせる企業などもでています。こうした状況下では心理的な不安はかなり高い状況にあると思われます。
今日はDiwaliというインドの大きな祭日でもありました。偶然でもあるのですが、チームメンバーのMattの発案で、朝から部屋に電気コンロ、卵、小麦粉、数々のトッピングを持ち込み、みんなでパンケーキを焼いてワイワイ食べました。自分たちでお祭りをして、残された時間を最大限活用するために自らを奮い立たせてがんばっているのかもしれません。生徒89人とすごす期間もあとわずか、ファイナルカウントダウン(←ふるすぎ)がはじまった感じです。
今週の月曜日の朝一には、ICP CoordinatorであるJames Hendersonが最終Phaseの重要性について再度説明していました。が、出席者38名。中にはICP関連で出張に出ている生徒もいましたが、やはり就職活動の影響が大きいようです。最後の質疑応答の中にも「ICPは大変魅力的な取り組みであるが実施期間については再考の余地があるかもしれない」と暗に「就活に専念させてくれー」という心の叫びが聞こえてくる発言もありました。Jamesも状況をよく理解した上で「君たちは世界トップのMBAの生徒だ。自分たちを誇りに思いたまえ。君たちならICPと就活ぐらい同時にできる。そして間違いなく就職は決まる。」と、励ましのエールを送ってくれました。
ICPは4つのPhaseに分かれており、Phaseごとに担当教授とクライアントにプレゼンテーションが必要になります。チームによっては頻繁に出張があるチームもあり負荷はまちまちですが、会社がIMDを訪問して企業説明会をする期間も別途設けられていること、数日間は企業を個別に訪問するための休暇も公式に設定されていることからも就活と同時並行できる範囲に負荷が設定されていると思います。
むしろ1年間という限られた期間を考えると、この時期に授業をすることは固定的に時間が割かれるため現実的ではないこと、個人作業、チーム作業を使い分けることでプロジェクトであれば柔軟に時間を使えること、さらにはスイスの山奥で半年以上も武者修行をして浮世離れしてしまった感性を徐々に現実世界に戻すことなどを考えると、この時期のICPは個人的にはうまい設計だと思います。
しかしながら、これらの意見は"まったく就活をしていない"という小生の意見かもしれません。今週の時点で最低でも1社からOfferをもらっている生徒はおそらく半分にもいまだ達していないようです。また金融危機のために採用プロセスを途中で打ち切る企業や、Offerを出していながら勤務開始時期を大幅に遅らせる企業などもでています。こうした状況下では心理的な不安はかなり高い状況にあると思われます。
今日はDiwaliというインドの大きな祭日でもありました。偶然でもあるのですが、チームメンバーのMattの発案で、朝から部屋に電気コンロ、卵、小麦粉、数々のトッピングを持ち込み、みんなでパンケーキを焼いてワイワイ食べました。自分たちでお祭りをして、残された時間を最大限活用するために自らを奮い立たせてがんばっているのかもしれません。生徒89人とすごす期間もあとわずか、ファイナルカウントダウン(←ふるすぎ)がはじまった感じです。
2008年10月5日日曜日
10/5 最後のリーダーシップペーパー(トモ)
来週の月曜日は第三回リーダーシップレポートの締め切りです。
リーダーシップレポートというは、IMD MBAの中心コースとなっているリーダーシップクラスの課題で、1年を通じて全3回あり毎回テーマは異なりますが苦しみはだいたい一緒です。
今回で3回目なので自分なりの書き方というのができてきたのですこし記しておきたいとおもいます。
まずは日々の学校での出来事、思考、行動、発言などについて回想していきます。その中で特に思い出すだけでもムカムカしてくる!!!というものや、かなり凹んだ、というような事件をできるだけ詳細に思い出していきます。ここでは気持ち的なボルテージが高ければ高いほど良しとします。だいたいこの作業を終わらせるのに1週間ぐらいかかり、夜の眠りが浅くなります。そして、そのままレポート書くモードに突入すると、痛烈な他人の悪口か、もしくは反省文になってしまうので、2-3日しばらく放置します。
そして気分を入れ替えたところで、もう一度いろいろな自分のかかわった出来事を振り返り、できるだけ他人事として少し離れて客観的に見たときに、一体全体何が起こっているのか、というのを考えます。できるだけ自分にまつわる夜も眠れない出来事を、ああ、あるある、そういうこと、みたいなノリで味気のない客観的な文章として書いていきます。ここでもし事件が足りなかったらダンジョン(グループが勉強している部屋)に戻り、すこしヤンチャな行動をすると、すぐに夜も眠れない記憶が手に入ります。
この思考作業を頭の中で一定期間繰り返していると、ある一定のパターン、大きな法則のようなものが見えてきます。それがもっともらしいか、自分の中で具体的な出来事に照らし合わせて確かめて、よさそうであれば、それをレポートに書き込んでいきます。それをまとめたものがリーダーシップレポートになります。
クラスの中でもリーダーシップレポートになんで点数をつけるのかがよくわからない、点数の基準がわからない、そもそもJack Wood(リーダーシップクラスの先生)が嫌い、などと意見はかなり分かれるのですが、個人的にはこの作業がIMD MBAの醍醐味でありもっとも発見が多い課題だと思います。
と、レポートを前にブログの世界に現実逃避をして気分転換をしながらも、
自己嫌悪な反省文にならないように一生懸命考えたいと思います。
(最近は絵をかかなくなりyoutubeで安易にしめくくっている・・・)
リーダーシップレポートというは、IMD MBAの中心コースとなっているリーダーシップクラスの課題で、1年を通じて全3回あり毎回テーマは異なりますが苦しみはだいたい一緒です。
今回で3回目なので自分なりの書き方というのができてきたのですこし記しておきたいとおもいます。
まずは日々の学校での出来事、思考、行動、発言などについて回想していきます。その中で特に思い出すだけでもムカムカしてくる!!!というものや、かなり凹んだ、というような事件をできるだけ詳細に思い出していきます。ここでは気持ち的なボルテージが高ければ高いほど良しとします。だいたいこの作業を終わらせるのに1週間ぐらいかかり、夜の眠りが浅くなります。そして、そのままレポート書くモードに突入すると、痛烈な他人の悪口か、もしくは反省文になってしまうので、2-3日しばらく放置します。
そして気分を入れ替えたところで、もう一度いろいろな自分のかかわった出来事を振り返り、できるだけ他人事として少し離れて客観的に見たときに、一体全体何が起こっているのか、というのを考えます。できるだけ自分にまつわる夜も眠れない出来事を、ああ、あるある、そういうこと、みたいなノリで味気のない客観的な文章として書いていきます。ここでもし事件が足りなかったらダンジョン(グループが勉強している部屋)に戻り、すこしヤンチャな行動をすると、すぐに夜も眠れない記憶が手に入ります。
この思考作業を頭の中で一定期間繰り返していると、ある一定のパターン、大きな法則のようなものが見えてきます。それがもっともらしいか、自分の中で具体的な出来事に照らし合わせて確かめて、よさそうであれば、それをレポートに書き込んでいきます。それをまとめたものがリーダーシップレポートになります。
クラスの中でもリーダーシップレポートになんで点数をつけるのかがよくわからない、点数の基準がわからない、そもそもJack Wood(リーダーシップクラスの先生)が嫌い、などと意見はかなり分かれるのですが、個人的にはこの作業がIMD MBAの醍醐味でありもっとも発見が多い課題だと思います。
と、レポートを前にブログの世界に現実逃避をして気分転換をしながらも、
自己嫌悪な反省文にならないように一生懸命考えたいと思います。
(最近は絵をかかなくなりyoutubeで安易にしめくくっている・・・)
2008年9月25日木曜日
9/25 就活の状況(トモ)
想像していた以上に大変、というのが今年の就活の状況ではないでしょうか。
先週、今週と2週間にわたりIMDキャンパスでの採用活動が行われていますが、かなりみんな疲れてぐったり、という感じです。IMDのキャリアチームから聞いていた昨年のイメージだと、15社程度面接して6-7社が二次面接、最終的に3社ぐらいから採用のオファー、という感じでしたが、そうは甘くいかないようです。
やはりどうしたって市場の状況に大きく影響されてしまうのでしょう。リーマンブラザーズ、メリルリンチ、AIGが経営破綻。そしてまだなにがでてくるかわからない状況下では採用する企業としてもガンガン事業拡大・人員増強!!!というわけにはいかないのではないでしょうか。IMDは、金融やコンサルティングではなく製造業などのインダストリーに強く、欧州で強い知名度があるということもあるので、米系・ファイナンス中心のMBAと比較すればましなほうだとしても、それにしても大変、というのが感想。
ちなみに僕が大学生として最初に就活したのが1998年。当時はバブルがはじけて金融機関が危ないといわれていたことや、いまは懐かしい響きすらするアンダーセンコンサルティングをはじめとした、いわゆる"ビッグ6"といわれた監査法人系のコンサルティングファームが拡大していたこともあり、コンサルティング会社に行った学生もかなりいたような気がします。そして10年たって2008年になったらいまやビッグ6といわれた監査法人もいまや"ビッグ4"。その間に山一證券や日興証券などが買収されたかとおもったら、今度は野村が北米を除くアジア・欧州・中東のリーマンを買収。
これだけ"一寸先は闇"という先が読みにくい状況の中では、その時点、その時点で、最良と思われる選択をしながら仕事や会社をえらんだとしても、数年後にはどうなるかわからないので、長い時間のなかで"点(=ポジション)"をどのようにつないで"線(=キャリア)"にしていくかを考えることがとても大切なような気がします。もちろん先が読めない状況では長い線を引いたとしてもそれがそのとおりになるわけではないのですが、意思決定を迫られた際にそうした長い線をもっていることで何が自分にとって最良か、というのがある程度しぼられてくるのではないでしょうか。
と、うんちくを語ってみても、やっぱり"問題は今日の雨" - http://www.youtube.com/watch?v=ojb6rjenlHI。
先週、今週と2週間にわたりIMDキャンパスでの採用活動が行われていますが、かなりみんな疲れてぐったり、という感じです。IMDのキャリアチームから聞いていた昨年のイメージだと、15社程度面接して6-7社が二次面接、最終的に3社ぐらいから採用のオファー、という感じでしたが、そうは甘くいかないようです。
やはりどうしたって市場の状況に大きく影響されてしまうのでしょう。リーマンブラザーズ、メリルリンチ、AIGが経営破綻。そしてまだなにがでてくるかわからない状況下では採用する企業としてもガンガン事業拡大・人員増強!!!というわけにはいかないのではないでしょうか。IMDは、金融やコンサルティングではなく製造業などのインダストリーに強く、欧州で強い知名度があるということもあるので、米系・ファイナンス中心のMBAと比較すればましなほうだとしても、それにしても大変、というのが感想。
ちなみに僕が大学生として最初に就活したのが1998年。当時はバブルがはじけて金融機関が危ないといわれていたことや、いまは懐かしい響きすらするアンダーセンコンサルティングをはじめとした、いわゆる"ビッグ6"といわれた監査法人系のコンサルティングファームが拡大していたこともあり、コンサルティング会社に行った学生もかなりいたような気がします。そして10年たって2008年になったらいまやビッグ6といわれた監査法人もいまや"ビッグ4"。その間に山一證券や日興証券などが買収されたかとおもったら、今度は野村が北米を除くアジア・欧州・中東のリーマンを買収。
これだけ"一寸先は闇"という先が読みにくい状況の中では、その時点、その時点で、最良と思われる選択をしながら仕事や会社をえらんだとしても、数年後にはどうなるかわからないので、長い時間のなかで"点(=ポジション)"をどのようにつないで"線(=キャリア)"にしていくかを考えることがとても大切なような気がします。もちろん先が読めない状況では長い線を引いたとしてもそれがそのとおりになるわけではないのですが、意思決定を迫られた際にそうした長い線をもっていることで何が自分にとって最良か、というのがある程度しぼられてくるのではないでしょうか。
と、うんちくを語ってみても、やっぱり"問題は今日の雨" - http://www.youtube.com/watch?v=ojb6rjenlHI。
2008年9月11日木曜日
9/11 就活の本格化(トモ)
だんだんと夏の暑さが和らいできました。1月の入学当初の朝8時はまだ夜が明けた直後という感じで薄暗く、帰宅時には真っ暗というまったく"お天気関係なし"の生活でしたが、いまではレマン湖・湖畔の素敵な環境にいることに心から感謝です。それだけにだんだんと日が短くなり気温がさがってくるのを感じると、晴れの日が本当に貴重なものに感じられるのかもしれません。昨日もランチのためにカフェテリアに向かう途中でPeter(Denmark)がベンチで日向ぼっこをしているところに、Erik(Sweden)が「人生楽しんでるね」なんて声をかけていました。今日は雨が降ったり晴れたりの変な天気でしたが、やっぱり晴れるとなんだかうれしい気分になります。
来週から二週間はいよいよ本格的な就職活動期間です。企業の担当者がIMDまで足を運び、書類選考を通過した生徒とキャンパスにてインタビューを行います。今日のランチもその話題でもちきりでした。
だれがこの会社の書類選考を通ったか知っている? とか、あの会社の給与って結構安いの知ってた?とか、その国は給与高いけど税金高いから結局どうなの?とか、モチベーションレター(志望動機みたいなもの)を書いていると本当に自分が何がやりたいのかわからなくなった、とか、今後のライフステージを考えるといまさらコンサルティング会社にはいけないよな、とか。
MBA取得というのは授業料+働かない期間の給料の「投資」であり、その後どれだけ「リターン」を得ることができるのか、というのがここにいるみんなの意見なのではないでしょうか。それだけに人生の大きな分岐点のひとつとして、本当に必死にとりくんでいる人がほとんどです。多い人では40社近くモチベーションレターを出している生徒もおり、呑気に見える生活とは裏腹に先が見えない不安感からくる心理的なプレッシャーは結構あると思います。ただ、卒業後の多くの可能性を求めてIMDにきたとしても、あまりにたくさんの選択肢は悩みを増やすばかりです。
そんなところに11月に予定されている選択科目のひとつであるリーダーシップクラスの選考結果が返ってきました。ちなみに僕の結果は「要・再提出」、期限は来週月曜日まで。来週からは人生の大きな分かれ道のひとつがかかっているインタビューで忙しいのに直前の連絡と短い締め切りに大激怒の人もいました。
あいかわらずやってくれます、IMD。前半6ヶ月の気持ちがよみがえってきました。
来週から二週間はいよいよ本格的な就職活動期間です。企業の担当者がIMDまで足を運び、書類選考を通過した生徒とキャンパスにてインタビューを行います。今日のランチもその話題でもちきりでした。
だれがこの会社の書類選考を通ったか知っている? とか、あの会社の給与って結構安いの知ってた?とか、その国は給与高いけど税金高いから結局どうなの?とか、モチベーションレター(志望動機みたいなもの)を書いていると本当に自分が何がやりたいのかわからなくなった、とか、今後のライフステージを考えるといまさらコンサルティング会社にはいけないよな、とか。
MBA取得というのは授業料+働かない期間の給料の「投資」であり、その後どれだけ「リターン」を得ることができるのか、というのがここにいるみんなの意見なのではないでしょうか。それだけに人生の大きな分岐点のひとつとして、本当に必死にとりくんでいる人がほとんどです。多い人では40社近くモチベーションレターを出している生徒もおり、呑気に見える生活とは裏腹に先が見えない不安感からくる心理的なプレッシャーは結構あると思います。ただ、卒業後の多くの可能性を求めてIMDにきたとしても、あまりにたくさんの選択肢は悩みを増やすばかりです。
そんなところに11月に予定されている選択科目のひとつであるリーダーシップクラスの選考結果が返ってきました。ちなみに僕の結果は「要・再提出」、期限は来週月曜日まで。来週からは人生の大きな分かれ道のひとつがかかっているインタビューで忙しいのに直前の連絡と短い締め切りに大激怒の人もいました。
あいかわらずやってくれます、IMD。前半6ヶ月の気持ちがよみがえってきました。
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