先週からICPがはじまりました。8月18日から第一フェーズがはじまったのですが、その前からすでにクライアントのもとへ飛び立つチームもあり、変な感じがしました。プロジェクトは全部で20個弱あり、1チーム4人から5人で構成されています。僕のいるチームはErik(Sweden)、Matt(US)、Sonal(India)とTomo(Japan)の4人チームでクライアントはDenmarkの企業です。来週、第一フェーズのプレゼンテーションをデンマーク本社で行うため今日は朝からダンジョンに来ましたが、他のチームもプレゼンテーションに向けて朝早くから来ていました。
ICPももちろんプレッシャーなのですが、それだけでなく就職活動が少しずつ本格化してきており、毎日の挨拶も"どうよ調子は?"という感じからすこし冗談混じりながらも"いい知らせはあった?"というな挨拶もちらほら。いままでのように90人全員一緒でがんばる、というわけではなくなり、卒業式のスピーチやアルバムの話などもでており、なんとなくソワソワした雰囲気を感じます。
とはいっても、前半戦のような厳しい毎日とは異なり、それなりにリラックスした時間もあります。いよいよ残り3ヶ月。カウントダウンがはじまっている感じです。
2008年8月30日土曜日
2008年8月16日土曜日
8/16 嫁の生活3 (トモ)
夏休みでお休みしていた日本食材屋さんが今日からオープンしたので嫁は"めんつゆ"を買いにでかけました。学校のそばには「コチ」、街中には「ウチトミ」という二件の日本食材屋さんがあるので、なにかと助かります。ウチトミでは外人さんも見かけます。ちなみに外人さんには「チョーヤの梅酒」が人気のようです。
町の中心にあるGLOBUSというスーパーの地下にある食料品フロアには、海苔とか寿司セットとかむき海老とか売っているので、外食だけでなく寿司は人気があるのかもしれません。以前に嫁がパートナーを呼んで家で寿司教室をやった際にはここでいろいろと調達したようです。
IMD MBA生徒の平均年齢は30歳ぐらいなので結婚している人も結構いて、生徒と一緒にやってくる奥さんや恋人など、通称パートナーは20人ぐらいいます。IMDはそうしたところまで配慮し、パートナーの活動をとりまとめてくれる人(マチェラさん)がいたり、いろいろと集まる機会や場所なども提供してくれます。月一回パートナーランチと呼ばれるパートナーがランチに同席できる日もあります。もちろん学内の図書館やカフェテリア、ジムなども使用でき、パートナー専用の部屋まで用意されています。
生徒は日中学校にいて、特に最初の半年は朝8時前にでかけて夜遅くまでグループワークがあるので、パートナーのケアも結構大切だったりします。44カ国90人からなる生徒のパートナーなので、当然多様性に富んだグループになり、パートナーの中にもIMD的なグループダイナミクスがあるようです。パートナーもIMDライフを満喫していることでしょう。パートナーはパーティーなどにも参加するので、生徒間で家族ぐるみでつきあうこともあります。IMDの生活は、本当に家族としていろいろな機会に恵まれていると思います。
来週からIPCがはじまるので、今日は特に宿題もないので気楽です。今日はダイエットのため午後からジムに行き、夕方から嫁の学校の友人も交えてバスケットしてきます。ローザンヌの夏、満喫したいと思います。
町の中心にあるGLOBUSというスーパーの地下にある食料品フロアには、海苔とか寿司セットとかむき海老とか売っているので、外食だけでなく寿司は人気があるのかもしれません。以前に嫁がパートナーを呼んで家で寿司教室をやった際にはここでいろいろと調達したようです。
IMD MBA生徒の平均年齢は30歳ぐらいなので結婚している人も結構いて、生徒と一緒にやってくる奥さんや恋人など、通称パートナーは20人ぐらいいます。IMDはそうしたところまで配慮し、パートナーの活動をとりまとめてくれる人(マチェラさん)がいたり、いろいろと集まる機会や場所なども提供してくれます。月一回パートナーランチと呼ばれるパートナーがランチに同席できる日もあります。もちろん学内の図書館やカフェテリア、ジムなども使用でき、パートナー専用の部屋まで用意されています。
生徒は日中学校にいて、特に最初の半年は朝8時前にでかけて夜遅くまでグループワークがあるので、パートナーのケアも結構大切だったりします。44カ国90人からなる生徒のパートナーなので、当然多様性に富んだグループになり、パートナーの中にもIMD的なグループダイナミクスがあるようです。パートナーもIMDライフを満喫していることでしょう。パートナーはパーティーなどにも参加するので、生徒間で家族ぐるみでつきあうこともあります。IMDの生活は、本当に家族としていろいろな機会に恵まれていると思います。
来週からIPCがはじまるので、今日は特に宿題もないので気楽です。今日はダイエットのため午後からジムに行き、夕方から嫁の学校の友人も交えてバスケットしてきます。ローザンヌの夏、満喫したいと思います。
2008年8月9日土曜日
8/9 嫁の生活2 (トモ)
ローザンヌはフランス文化圏のため、日常生活にはちょっとしたフランス語が求められます。IMDのMBAオフィスが日常生活の細かいことも何かとサポートはしてくれるので、やたらにくる謎の請求書や大家さんとのやりとりなどはなんとかこなせていますが、やはりフランス語が片言でもわからないと困る場合もあります。たとえば、レストランとか買い物とか。
嫁さんは今年の1月ぐらいから街中のフランス語教室に平日の午前だけ通っています。途中、夏休みなどで行っていなかった期間もありますが、現在でだいたい半年ぐらい勉強していることになります。前半戦は、毎日7時過ぎには家をでて夜遅くに帰ってくる生活だったので日常生活のことはすべてまかせっきりだったのですが、いつのまにか上達していたようで、夏休み中にスイス国内をぶらぶらしたときに嫁がフランス語でコミュニケーションできていることにびっくりしました。僕はまったくフランス語がわからず、嫁さんがフランス語をしゃべらないといけない状況というのはだいたい何か困った時なので、そんな時だけ調子よく尊敬のまなざしでみてしまいました。
先日は、クリーニング屋さんに出してもらっていた自分のズボンを嫁の不在中に取りに行ったのですが、店員さんは容赦なく身振り手振りなしの洗練されたフランス語のみでコミュニケーションをとろうとしてくるので、こちらは身振り手振りのみの原始人のようなコミュニケーションをとってようやく自分のズボンを回収してきました。30歳を過ぎたおじさんが自分のズボンを回収するためだけにあたふたしている姿は傍目にあまりいいものではないかもしれません。嫁に感謝の一言です。
嫁さんは今年の1月ぐらいから街中のフランス語教室に平日の午前だけ通っています。途中、夏休みなどで行っていなかった期間もありますが、現在でだいたい半年ぐらい勉強していることになります。前半戦は、毎日7時過ぎには家をでて夜遅くに帰ってくる生活だったので日常生活のことはすべてまかせっきりだったのですが、いつのまにか上達していたようで、夏休み中にスイス国内をぶらぶらしたときに嫁がフランス語でコミュニケーションできていることにびっくりしました。僕はまったくフランス語がわからず、嫁さんがフランス語をしゃべらないといけない状況というのはだいたい何か困った時なので、そんな時だけ調子よく尊敬のまなざしでみてしまいました。
先日は、クリーニング屋さんに出してもらっていた自分のズボンを嫁の不在中に取りに行ったのですが、店員さんは容赦なく身振り手振りなしの洗練されたフランス語のみでコミュニケーションをとろうとしてくるので、こちらは身振り手振りのみの原始人のようなコミュニケーションをとってようやく自分のズボンを回収してきました。30歳を過ぎたおじさんが自分のズボンを回収するためだけにあたふたしている姿は傍目にあまりいいものではないかもしれません。嫁に感謝の一言です。
2008年8月2日土曜日
8/2 嫁の生活1 (トモ)
夏休みも終わり、今週から後半戦がはじまりました。前半戦の苦しい日々をすっかり忘れてしまうぐらい充実した夏休みを過ごせたので、約三週間ぶりにみんなと顔を合わせるとなんだか懐かしい感じすらしてきました。月曜日からさっそく危機管理やネゴシエーションといった実践的な授業がいきなりのハイテンションではじまり、いろいろと記しておきたい(かつ愚痴りたい)こともあるのですが、まだはじまったばかりなので心の中でドロドロと醸成するまでしばらく置いておくことにして、今回はうちの嫁さんとの生活について少し書きたいと思います。
今日は久しぶりに嫁さんと昼前にCOOPへ買い物に行きました。ここローザンヌでは日曜日に大半のお店が閉まってしまうので土曜日は重要な買出しの日になります。スイスにはCOOPとMIGROという二つの大きなスーパーがあり、買い物はだいたいどちらかに行くことになります。嫁さんはCOOPが好きなようです(恐らくMIGROにはお酒が置いていないからだと思われます)。
スーパーの様子は日本とほとんど変わりませんが、野菜や肉、魚が量り売りなのが少し日本と違うところです。たとえば今日はトマトを買ったのですが好きな量だけカゴからとってビニール袋に入れ、備え付けてある量りにおくと値段のついたシールがでてくる仕組みになっています。2つで0.80CHFぐらい。肉や魚は保冷ケースに並べられていてお店の人に頼んで包んでもらう必要が有ります。肉コーナーの中にはたまにウサギさんなども並べられているので慎重に肉の正体を見極めながらも、最初のころは勇気をふりしぼり指差しジェスチャーで購入していたようです。最近の嫁さんはフランス語教室のおかげで片言のフランス語がしゃべれるようになっているので、きょうはイワシを6尾、難なく買いました。6CHFぐらい。
あとは昨日8月1日がスイスの建国記念日だったこともあり、お酒コーナーでお気に入りのスイスの白ワインが8CHFから6CHFに割引されていたので4本と欲張って買いだめ。
そんなこんなで結構な量を買い物し、これを両手に抱えてアパートまで歩いて帰りました。ローザンヌの夏は想像以上に暑く坂道も多いため、家につくまでは少し汗をかく感じでちょっとした運動になります。そう考えると嫁さんの生活も結構楽ではなかったりするのかなぁ、と思いました。
前半戦は学校に行っている間にこうした買い物・掃除・洗濯など、すべて家事をこなしてくれていたので本当に助かりました。後半戦はすこしお手伝いしようかな、と思う週末の昼下がりでした。
今日は久しぶりに嫁さんと昼前にCOOPへ買い物に行きました。ここローザンヌでは日曜日に大半のお店が閉まってしまうので土曜日は重要な買出しの日になります。スイスにはCOOPとMIGROという二つの大きなスーパーがあり、買い物はだいたいどちらかに行くことになります。嫁さんはCOOPが好きなようです(恐らくMIGROにはお酒が置いていないからだと思われます)。
スーパーの様子は日本とほとんど変わりませんが、野菜や肉、魚が量り売りなのが少し日本と違うところです。たとえば今日はトマトを買ったのですが好きな量だけカゴからとってビニール袋に入れ、備え付けてある量りにおくと値段のついたシールがでてくる仕組みになっています。2つで0.80CHFぐらい。肉や魚は保冷ケースに並べられていてお店の人に頼んで包んでもらう必要が有ります。肉コーナーの中にはたまにウサギさんなども並べられているので慎重に肉の正体を見極めながらも、最初のころは勇気をふりしぼり指差しジェスチャーで購入していたようです。最近の嫁さんはフランス語教室のおかげで片言のフランス語がしゃべれるようになっているので、きょうはイワシを6尾、難なく買いました。6CHFぐらい。
あとは昨日8月1日がスイスの建国記念日だったこともあり、お酒コーナーでお気に入りのスイスの白ワインが8CHFから6CHFに割引されていたので4本と欲張って買いだめ。
そんなこんなで結構な量を買い物し、これを両手に抱えてアパートまで歩いて帰りました。ローザンヌの夏は想像以上に暑く坂道も多いため、家につくまでは少し汗をかく感じでちょっとした運動になります。そう考えると嫁さんの生活も結構楽ではなかったりするのかなぁ、と思いました。
前半戦は学校に行っている間にこうした買い物・掃除・洗濯など、すべて家事をこなしてくれていたので本当に助かりました。後半戦はすこしお手伝いしようかな、と思う週末の昼下がりでした。
2008年7月24日木曜日
IMDでの6ヶ月、そして後半スタート(あっきー)
7月から待ちに待った夏休み。今、Bayonneというスペインの国境近くの海沿いの町に来ています。
IMDでの生活も、インテンシヴなプログラム前半を終え、これまでの半年の道のりが、走馬灯のように頭の中を駆け巡ります。最初の5ヶ月間は、毎日AssignmentsとGroup Worksで、怒涛の日々を送っていたため、物事をじっくり考えている暇もなく、とりあえずその日その日をやりくりするので精一杯だったので、時間ができたら、あれもこれもやりたいと思っていたのですが。。。
同級生とも話したのですが、テストも終わり、急に拘束がなくなり、いざ自由な時間ができると、とたんに拍子抜けしたような不思議な感覚に満たされるものです。自由時間といっても授業後の6時くらいからですが、一日に6時間近くも自由時間があるというのは、これまで半年間経験したことのない自由度なので、1時間の価値が1日分くらいに感じられました(笑)。
さて、テスト後夏休みに入る前に、Discovery Tripというのものがあります。IPE(International Political Economy)の授業の一環なのですが、発展途上国に直に足を踏み入れ、実際に現地の経済や政治、文化の一部を体験しながら、将来Global LeaderとしてBusinessを動かしていく際に、何が大切なのかを、考察するのが目的です。
今年はKenyaに行きました。10日間ほど、ナイロビとナイバシャに滞在し、前半は主に現地の企業化、企業のトップ、政治化(Ministers)等とのConference、後半は、サファリーやスラムを訪問し、現在Kenyaが抱えている問題や今後の経済発展に向けての課題を検討をしました。特にスラム街では、現地の子供たちと直接接触する機会があり、胸を打たれるものがありました。言うまでもなく、TVや本で見ているのと実際に眼と眼でコミュニケーションをするのとでは、感じ取るものの大きさに違いがあります。
Discovery Tripの後の3週間の夏休み。Program Directorも言っていましたが、この休みは単なる休暇ではなく、Trip中に感じたことをゆっくりと時間をかけて消化するための期間でもあります。6ヶ月間走り続けてきたからこそ、また3週間という自由な期間が、これまでになく貴重に感じられました。
いざ夏休みに入り、気づいてみるともう残り数日。。。リラックスした休暇もつかの間。来週から、また授業再開です。リフレッシュして、パワーアップした仲間との再会が、今からなんとも楽しみです。
あっきー
IMDでの生活も、インテンシヴなプログラム前半を終え、これまでの半年の道のりが、走馬灯のように頭の中を駆け巡ります。最初の5ヶ月間は、毎日AssignmentsとGroup Worksで、怒涛の日々を送っていたため、物事をじっくり考えている暇もなく、とりあえずその日その日をやりくりするので精一杯だったので、時間ができたら、あれもこれもやりたいと思っていたのですが。。。
同級生とも話したのですが、テストも終わり、急に拘束がなくなり、いざ自由な時間ができると、とたんに拍子抜けしたような不思議な感覚に満たされるものです。自由時間といっても授業後の6時くらいからですが、一日に6時間近くも自由時間があるというのは、これまで半年間経験したことのない自由度なので、1時間の価値が1日分くらいに感じられました(笑)。
さて、テスト後夏休みに入る前に、Discovery Tripというのものがあります。IPE(International Political Economy)の授業の一環なのですが、発展途上国に直に足を踏み入れ、実際に現地の経済や政治、文化の一部を体験しながら、将来Global LeaderとしてBusinessを動かしていく際に、何が大切なのかを、考察するのが目的です。
今年はKenyaに行きました。10日間ほど、ナイロビとナイバシャに滞在し、前半は主に現地の企業化、企業のトップ、政治化(Ministers)等とのConference、後半は、サファリーやスラムを訪問し、現在Kenyaが抱えている問題や今後の経済発展に向けての課題を検討をしました。特にスラム街では、現地の子供たちと直接接触する機会があり、胸を打たれるものがありました。言うまでもなく、TVや本で見ているのと実際に眼と眼でコミュニケーションをするのとでは、感じ取るものの大きさに違いがあります。
Discovery Tripの後の3週間の夏休み。Program Directorも言っていましたが、この休みは単なる休暇ではなく、Trip中に感じたことをゆっくりと時間をかけて消化するための期間でもあります。6ヶ月間走り続けてきたからこそ、また3週間という自由な期間が、これまでになく貴重に感じられました。
いざ夏休みに入り、気づいてみるともう残り数日。。。リラックスした休暇もつかの間。来週から、また授業再開です。リフレッシュして、パワーアップした仲間との再会が、今からなんとも楽しみです。
あっきー
2008年7月3日木曜日
7/4 アフリカ旅行の感想3 (トモ)
6月29日、ナイロビ市内最大のスラムのひとつであるKorogochoのSt. John Catholic Churchを訪問しました。半分野外のスタジアムのようなバラック屋根の教会で、壁には黒人のキリストが描かれていました。そこで、地元の人たちに混ざりミサに参加しました。Father Danielは、大半をスワヒリ語で、ときどき英語で話されていました。2時間ぐらいの間、聖書の言葉を聞いたり、みんなで歌を歌ったり、Korogocho出身で博士号を取得した人をみんなでお祝いしたりと、楽しい雰囲気でした。ミサのあとFather Danielを囲んでKorogochoについていろいろと話を聞きました。Father Danielの「スラム街の人たちは世界がどのようにものであるかのVisionを必要としている。カソリックはそのひとつに過ぎない」という言葉が印象的でした。
昨年末から今年の初めにかけ、大統領選挙の不正選挙の疑いが民族間紛争に発展した際、まさに教会の前の通りを境に異なる民族に別れてKorogochoの人々が争っていたそうです。多くの場合、国家、民族、宗教といった概念は支配層により後付け的に統治システムとして形成されたもので、アフリカにおいても市民層は受益者よりも犠牲者となっていることのほうが多いと感じました。Korogochoには、ケニアの貧困層だけでなく、より大規模の民族紛争のあったルワンダやスーダンからの難民も含まれているそうです。Father Danielは、劣悪な環境の中に身を置かざるをえないKorogochoの人たちに、そうした統治のための概念ではなく、世界とのつながりを提供し心身ともに健康な生活がすごせるようなVisionを提供しているように思えました。
植民地化の傷跡、爆発的に増え続ける人口、貧困、HIV、民族紛争、宗教による対立、汚職、高騰する食料価格・エネルギー価格、領土紛争、環境問題。どう組み合わせても解決することのできない絶望的なジグソーパズルのようです。 それでも世界は発展を続けようとしています。しかし現在先進国と呼ばれる国々がかつて通ってきた道を、現在発展途上国と呼ばれる国々がいま再び"発展"の名の下に通ろうとしていることをだれが拒むことができるでしょうか。またグローバライゼーションにより世界中の貧富の差がますます拡大しているとも言われています。こうした状況において、われわれは本当に"発展"しているといえるのでしょうか。
Korogochoの子供たちはいい笑顔をしていました。われわれはあの笑顔に救われているような気持ちがしました。
昨年末から今年の初めにかけ、大統領選挙の不正選挙の疑いが民族間紛争に発展した際、まさに教会の前の通りを境に異なる民族に別れてKorogochoの人々が争っていたそうです。多くの場合、国家、民族、宗教といった概念は支配層により後付け的に統治システムとして形成されたもので、アフリカにおいても市民層は受益者よりも犠牲者となっていることのほうが多いと感じました。Korogochoには、ケニアの貧困層だけでなく、より大規模の民族紛争のあったルワンダやスーダンからの難民も含まれているそうです。Father Danielは、劣悪な環境の中に身を置かざるをえないKorogochoの人たちに、そうした統治のための概念ではなく、世界とのつながりを提供し心身ともに健康な生活がすごせるようなVisionを提供しているように思えました。
植民地化の傷跡、爆発的に増え続ける人口、貧困、HIV、民族紛争、宗教による対立、汚職、高騰する食料価格・エネルギー価格、領土紛争、環境問題。どう組み合わせても解決することのできない絶望的なジグソーパズルのようです。 それでも世界は発展を続けようとしています。しかし現在先進国と呼ばれる国々がかつて通ってきた道を、現在発展途上国と呼ばれる国々がいま再び"発展"の名の下に通ろうとしていることをだれが拒むことができるでしょうか。またグローバライゼーションにより世界中の貧富の差がますます拡大しているとも言われています。こうした状況において、われわれは本当に"発展"しているといえるのでしょうか。
Korogochoの子供たちはいい笑顔をしていました。われわれはあの笑顔に救われているような気持ちがしました。
7/3 アフリカ旅行の感想2 (トモ)
6月26日、Nairobiから車で2時間ほどのNaivashaにて、生花ビジネスを営むHomegrownを訪問しました。 生花ビジネスはケニアの重要な輸出品目であり、欧州市場にてトップシェアを握っています。
Homegrownは、生花育成に最適な日光の強さ(intensity)を有するNaivashaの地の利を活かし、精緻なサプライチェーンと低人件費により国際競争力を獲得しています。生花の種類ごとに育成方法や注意点、カット方法などが異なり、従業員の長期的な技能向上が重要となるため、Homegrownでは従業員の7割を正規雇用としているそうです。このような遠隔地においても、優秀な人材の確保、絶え間ないカイゼンとInnovationを追求することで国際競争力を保っていることに本当に驚かされました。
特に記憶に残っているのは、HomegrownのGeneral ManagerであるMr.Wemer Griesselが、経営における重要項目として"Sustainability"を掲げていたことです。Naivashaの生花ビジネスはLake Naivashaの水に依存しているため、湖の周辺をとりまく自然環境の保護が必須となります。従来は地面に吸収されて地下から湖に戻っていた雨水が、近年では森林伐採により地表を流れ土と一緒に湖に流れ込むようになっているとのことです。森林伐採の背景には利益率の高いコーヒー・茶の農地の開拓、薪、住居空間の確保などがあり、現在のペースでは将来的にLake Naivashaがなくなることは確実だそうです。
そこでHomegrownを含むLake Naivasha Growers Groupでは、Lake Naivashaの水の利用量に応じて農家に課金することで効率的な水の利用を促すだけではなく、上流地域の社会と協力してお互いに繁栄を維持できる方法を模索しているそうです。更には、いくつかの農園では敷地内に独自の汚水処理施設を設置しLake Naivashaに綺麗な水を戻すようにしていました。政府の規制や援助金などは一切ないためすべての農家に汚水処理施設の設置を強制することはできなくても、100年、200年先のビジネスと自然環境のSustainabilityを考慮し、一般的には政府がすべきと考えられる市場の失敗にも自発的に対応しています。
19Cから20Cにかけて「未開な人々を文明化する行為である」という"高邁"な理由によりアフリカの植民地化は正当化されていました。現在はグローバライゼーションの名の下に、世界中にあり余る金融資本が投資先を探してアフリカの奥地にまで流れ込んでいます。Homegrownもその流れの一部ともいえます。Homegrownのビジネスは、アフリカの郊外までもグローバルの市場システムに関与させ、長期的かつ全体的な視野を通じて自然環境の保護とビジネスの発展を両立させようと試みています。こうしたグローバライゼーションは後世においてどのように評価されるのでしょうか。
現在のところグローバライゼーションについて、世界規模で貧困層を搾取する新たな植民地政策と糾弾する意見もあれば、技術と富の分配を促す傾向と支持する意見もあります。少なくともHomegrownのケースはグローバライゼーションの素晴らしい可能性を示しているように感じました。
Homegrownは、生花育成に最適な日光の強さ(intensity)を有するNaivashaの地の利を活かし、精緻なサプライチェーンと低人件費により国際競争力を獲得しています。生花の種類ごとに育成方法や注意点、カット方法などが異なり、従業員の長期的な技能向上が重要となるため、Homegrownでは従業員の7割を正規雇用としているそうです。このような遠隔地においても、優秀な人材の確保、絶え間ないカイゼンとInnovationを追求することで国際競争力を保っていることに本当に驚かされました。
特に記憶に残っているのは、HomegrownのGeneral ManagerであるMr.Wemer Griesselが、経営における重要項目として"Sustainability"を掲げていたことです。Naivashaの生花ビジネスはLake Naivashaの水に依存しているため、湖の周辺をとりまく自然環境の保護が必須となります。従来は地面に吸収されて地下から湖に戻っていた雨水が、近年では森林伐採により地表を流れ土と一緒に湖に流れ込むようになっているとのことです。森林伐採の背景には利益率の高いコーヒー・茶の農地の開拓、薪、住居空間の確保などがあり、現在のペースでは将来的にLake Naivashaがなくなることは確実だそうです。
そこでHomegrownを含むLake Naivasha Growers Groupでは、Lake Naivashaの水の利用量に応じて農家に課金することで効率的な水の利用を促すだけではなく、上流地域の社会と協力してお互いに繁栄を維持できる方法を模索しているそうです。更には、いくつかの農園では敷地内に独自の汚水処理施設を設置しLake Naivashaに綺麗な水を戻すようにしていました。政府の規制や援助金などは一切ないためすべての農家に汚水処理施設の設置を強制することはできなくても、100年、200年先のビジネスと自然環境のSustainabilityを考慮し、一般的には政府がすべきと考えられる市場の失敗にも自発的に対応しています。
19Cから20Cにかけて「未開な人々を文明化する行為である」という"高邁"な理由によりアフリカの植民地化は正当化されていました。現在はグローバライゼーションの名の下に、世界中にあり余る金融資本が投資先を探してアフリカの奥地にまで流れ込んでいます。Homegrownもその流れの一部ともいえます。Homegrownのビジネスは、アフリカの郊外までもグローバルの市場システムに関与させ、長期的かつ全体的な視野を通じて自然環境の保護とビジネスの発展を両立させようと試みています。こうしたグローバライゼーションは後世においてどのように評価されるのでしょうか。
現在のところグローバライゼーションについて、世界規模で貧困層を搾取する新たな植民地政策と糾弾する意見もあれば、技術と富の分配を促す傾向と支持する意見もあります。少なくともHomegrownのケースはグローバライゼーションの素晴らしい可能性を示しているように感じました。
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