2008年4月16日水曜日

4/16 日本の役割(トモ)

先週からBuilding BlockIIがはじまりました。今日はIPE (International Economics & Politics)の一回目の授業がありました。『A) 世界の動きの先端にいる一握りの人たち、B) その流れを注意深く見守る人たち、C) あまり関心を持たない人たち、この3つのグループに中でグループCではなくグループBにいる人たちの要件は何か?』というのがクラス冒頭の問いでした。

まっさきに頭に浮かんだのは「自分が所属する社会の価値観をよく理解すること」でした。Professor Jean-Pierre Lehmannが最初にあげた要件は「Curiosity (好奇心)」でした。その後、今後のクラスで討議する課題に関連の深い生徒を何人か紹介する中でUSと日本について触れたときに「日本は80年代に優れた仕組みを持っていると考えられたが、今では国内に目が向いていて外の動きに対応できておらず優位性を失っている」というようなコメントがありました。自分の内向きな思考がまさに、Professorが指摘したポイントであったことに強い衝撃を受けました。

今日の授業ではIMFやWorld Bankについて討議しましたが、こうした難解なトピックでもいつも以上の活発な議論が交わされたことに驚きました。今まで如何に自分がこうした世界的なレベルの物事を考えてこなかったか痛感させられました。特に現代においては、1国内の課題というよりも国と国、地域と地域の”間”に深刻な課題が潜んでいるため、世界的なレベルで問題に取り組む必要があるよう感じます。

PDI (Personal Development Initiative)のカウンセラーさんとも、ときどき「日本」について話しをするのですが、世界において日本が国家レベルで戦後から抱えている問題の構造が、極めて極めて小さなレベルでですがまさに自分が今IMDで抱えている問題の構造と類似していると感じることもあります。今日のIPEの授業を通じて、日本が世界でどのような役割を果たすことができ、どのような価値を世界に提供することができるのか、こうした天下国家レベルでも物事を考える習慣を身につけたいと改めて感じました。

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