2008年8月30日土曜日

8/30 ICPのスタート(トモ)

先週からICPがはじまりました。8月18日から第一フェーズがはじまったのですが、その前からすでにクライアントのもとへ飛び立つチームもあり、変な感じがしました。プロジェクトは全部で20個弱あり、1チーム4人から5人で構成されています。僕のいるチームはErik(Sweden)、Matt(US)、Sonal(India)とTomo(Japan)の4人チームでクライアントはDenmarkの企業です。来週、第一フェーズのプレゼンテーションをデンマーク本社で行うため今日は朝からダンジョンに来ましたが、他のチームもプレゼンテーションに向けて朝早くから来ていました。

ICPももちろんプレッシャーなのですが、それだけでなく就職活動が少しずつ本格化してきており、毎日の挨拶も"どうよ調子は?"という感じからすこし冗談混じりながらも"いい知らせはあった?"というな挨拶もちらほら。いままでのように90人全員一緒でがんばる、というわけではなくなり、卒業式のスピーチやアルバムの話などもでており、なんとなくソワソワした雰囲気を感じます。

とはいっても、前半戦のような厳しい毎日とは異なり、それなりにリラックスした時間もあります。いよいよ残り3ヶ月。カウントダウンがはじまっている感じです。

2008年8月16日土曜日

8/16 嫁の生活3 (トモ)

夏休みでお休みしていた日本食材屋さんが今日からオープンしたので嫁は"めんつゆ"を買いにでかけました。学校のそばには「コチ」、街中には「ウチトミ」という二件の日本食材屋さんがあるので、なにかと助かります。ウチトミでは外人さんも見かけます。ちなみに外人さんには「チョーヤの梅酒」が人気のようです。

町の中心にあるGLOBUSというスーパーの地下にある食料品フロアには、海苔とか寿司セットとかむき海老とか売っているので、外食だけでなく寿司は人気があるのかもしれません。以前に嫁がパートナーを呼んで家で寿司教室をやった際にはここでいろいろと調達したようです。

IMD MBA生徒の平均年齢は30歳ぐらいなので結婚している人も結構いて、生徒と一緒にやってくる奥さんや恋人など、通称パートナーは20人ぐらいいます。IMDはそうしたところまで配慮し、パートナーの活動をとりまとめてくれる人(マチェラさん)がいたり、いろいろと集まる機会や場所なども提供してくれます。月一回パートナーランチと呼ばれるパートナーがランチに同席できる日もあります。もちろん学内の図書館やカフェテリア、ジムなども使用でき、パートナー専用の部屋まで用意されています。

生徒は日中学校にいて、特に最初の半年は朝8時前にでかけて夜遅くまでグループワークがあるので、パートナーのケアも結構大切だったりします。44カ国90人からなる生徒のパートナーなので、当然多様性に富んだグループになり、パートナーの中にもIMD的なグループダイナミクスがあるようです。パートナーもIMDライフを満喫していることでしょう。パートナーはパーティーなどにも参加するので、生徒間で家族ぐるみでつきあうこともあります。IMDの生活は、本当に家族としていろいろな機会に恵まれていると思います。

来週からIPCがはじまるので、今日は特に宿題もないので気楽です。今日はダイエットのため午後からジムに行き、夕方から嫁の学校の友人も交えてバスケットしてきます。ローザンヌの夏、満喫したいと思います。

2008年8月9日土曜日

8/9 嫁の生活2 (トモ)

ローザンヌはフランス文化圏のため、日常生活にはちょっとしたフランス語が求められます。IMDのMBAオフィスが日常生活の細かいことも何かとサポートはしてくれるので、やたらにくる謎の請求書や大家さんとのやりとりなどはなんとかこなせていますが、やはりフランス語が片言でもわからないと困る場合もあります。たとえば、レストランとか買い物とか。

嫁さんは今年の1月ぐらいから街中のフランス語教室に平日の午前だけ通っています。途中、夏休みなどで行っていなかった期間もありますが、現在でだいたい半年ぐらい勉強していることになります。前半戦は、毎日7時過ぎには家をでて夜遅くに帰ってくる生活だったので日常生活のことはすべてまかせっきりだったのですが、いつのまにか上達していたようで、夏休み中にスイス国内をぶらぶらしたときに嫁がフランス語でコミュニケーションできていることにびっくりしました。僕はまったくフランス語がわからず、嫁さんがフランス語をしゃべらないといけない状況というのはだいたい何か困った時なので、そんな時だけ調子よく尊敬のまなざしでみてしまいました。

先日は、クリーニング屋さんに出してもらっていた自分のズボンを嫁の不在中に取りに行ったのですが、店員さんは容赦なく身振り手振りなしの洗練されたフランス語のみでコミュニケーションをとろうとしてくるので、こちらは身振り手振りのみの原始人のようなコミュニケーションをとってようやく自分のズボンを回収してきました。30歳を過ぎたおじさんが自分のズボンを回収するためだけにあたふたしている姿は傍目にあまりいいものではないかもしれません。嫁に感謝の一言です。

2008年8月2日土曜日

8/2 嫁の生活1 (トモ)

夏休みも終わり、今週から後半戦がはじまりました。前半戦の苦しい日々をすっかり忘れてしまうぐらい充実した夏休みを過ごせたので、約三週間ぶりにみんなと顔を合わせるとなんだか懐かしい感じすらしてきました。月曜日からさっそく危機管理やネゴシエーションといった実践的な授業がいきなりのハイテンションではじまり、いろいろと記しておきたい(かつ愚痴りたい)こともあるのですが、まだはじまったばかりなので心の中でドロドロと醸成するまでしばらく置いておくことにして、今回はうちの嫁さんとの生活について少し書きたいと思います。

今日は久しぶりに嫁さんと昼前にCOOPへ買い物に行きました。ここローザンヌでは日曜日に大半のお店が閉まってしまうので土曜日は重要な買出しの日になります。スイスにはCOOPとMIGROという二つの大きなスーパーがあり、買い物はだいたいどちらかに行くことになります。嫁さんはCOOPが好きなようです(恐らくMIGROにはお酒が置いていないからだと思われます)。

スーパーの様子は日本とほとんど変わりませんが、野菜や肉、魚が量り売りなのが少し日本と違うところです。たとえば今日はトマトを買ったのですが好きな量だけカゴからとってビニール袋に入れ、備え付けてある量りにおくと値段のついたシールがでてくる仕組みになっています。2つで0.80CHFぐらい。肉や魚は保冷ケースに並べられていてお店の人に頼んで包んでもらう必要が有ります。肉コーナーの中にはたまにウサギさんなども並べられているので慎重に肉の正体を見極めながらも、最初のころは勇気をふりしぼり指差しジェスチャーで購入していたようです。最近の嫁さんはフランス語教室のおかげで片言のフランス語がしゃべれるようになっているので、きょうはイワシを6尾、難なく買いました。6CHFぐらい。

あとは昨日8月1日がスイスの建国記念日だったこともあり、お酒コーナーでお気に入りのスイスの白ワインが8CHFから6CHFに割引されていたので4本と欲張って買いだめ。

そんなこんなで結構な量を買い物し、これを両手に抱えてアパートまで歩いて帰りました。ローザンヌの夏は想像以上に暑く坂道も多いため、家につくまでは少し汗をかく感じでちょっとした運動になります。そう考えると嫁さんの生活も結構楽ではなかったりするのかなぁ、と思いました。

前半戦は学校に行っている間にこうした買い物・掃除・洗濯など、すべて家事をこなしてくれていたので本当に助かりました。後半戦はすこしお手伝いしようかな、と思う週末の昼下がりでした。