2008年8月9日土曜日

8/9 嫁の生活2 (トモ)

ローザンヌはフランス文化圏のため、日常生活にはちょっとしたフランス語が求められます。IMDのMBAオフィスが日常生活の細かいことも何かとサポートはしてくれるので、やたらにくる謎の請求書や大家さんとのやりとりなどはなんとかこなせていますが、やはりフランス語が片言でもわからないと困る場合もあります。たとえば、レストランとか買い物とか。

嫁さんは今年の1月ぐらいから街中のフランス語教室に平日の午前だけ通っています。途中、夏休みなどで行っていなかった期間もありますが、現在でだいたい半年ぐらい勉強していることになります。前半戦は、毎日7時過ぎには家をでて夜遅くに帰ってくる生活だったので日常生活のことはすべてまかせっきりだったのですが、いつのまにか上達していたようで、夏休み中にスイス国内をぶらぶらしたときに嫁がフランス語でコミュニケーションできていることにびっくりしました。僕はまったくフランス語がわからず、嫁さんがフランス語をしゃべらないといけない状況というのはだいたい何か困った時なので、そんな時だけ調子よく尊敬のまなざしでみてしまいました。

先日は、クリーニング屋さんに出してもらっていた自分のズボンを嫁の不在中に取りに行ったのですが、店員さんは容赦なく身振り手振りなしの洗練されたフランス語のみでコミュニケーションをとろうとしてくるので、こちらは身振り手振りのみの原始人のようなコミュニケーションをとってようやく自分のズボンを回収してきました。30歳を過ぎたおじさんが自分のズボンを回収するためだけにあたふたしている姿は傍目にあまりいいものではないかもしれません。嫁に感謝の一言です。