2008年3月9日日曜日

3/9 心の成長(トモ)

6日木曜日午後から7日金曜日終日、8日土曜日午前の3日間にかけて行われたIntegrative Exerciseと呼ばれる課題が無事おわりました。この課題では、1月から基礎科目として勉強してきたBuilding Blockの知識を統合してケースの分析をすることが求められます。

昨年(2007)MBAのTomoさんの記録にそって、今年のトモ(偶然にも僕のニックネームもTomo)の睡眠時間を計算すると以下のようになります。
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6日 木曜日 夜1.5時間(AM5:30 – AM7:00)
7日 金曜日 昼1.5時間(PM14:00-PM15:30)、夜1.5時間(AM5:30-AM7:00)
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計4.5時間

以下、昨年のTomoさんに見習い、この3日間で感じたことを書き留めておきたいと思います。

まずはこの2ヶ月間でいろいろな練習問題が知らず知らずに与えられていたことに驚きました。今まで与えられた課題の中に類似のケースがいくつかあり、それらの経験をかなりの部分転用できるようになっているのです。すべてのコースが関連しており、基礎科目といえどもかなり練りこまれているという印象を改めて受けました。

チームの中にはファイナンス出身のIgorとJanislav、マーケティングが得意なYuseop、製造に強いErikとRandy、コンサルティング経験者のNacho、僕は人事と各メンバーの得意分野がバラバラなので、出身国や文化だけでなくこうした仕事の経験による「言語」の壁も越えていかなければなりません。そしてこの多様性を弱みではなく強みとして活用することが求められます。

大変な作業の中でも食事の手配は完璧で、いつもの素晴らしい昼食に加え、6日、7日の夜に軽食、といってもかなり充実した料理、が準備されていました。ちなみに7日の夜はメキシコ料理。大好きなサルサをタコスで食べました。作業中のおやつとしては、嫁さんの実家から送ってもらった日本の伝統ある駄菓子「森永のキャラメル」がチーム内で大変人気でした。テーブルにキャラメルを出すと勝手に手が伸びてきてみんなの口にキャラメルが入り、しばしの間発言がまろやかになりました。

そしてなによりもグループのダイナミズムを満喫した3日間でした。僕の所属するグループは「みんなで仲良くやろうよ」的な意味をこめて「Country Club」というグループ名がつけられており、”なんとか”協力的にチームとして作業を進められました。しかしチーム内での個人個人の役割は変化していきます。メンバーひとりひとりを見ているとこの3日間の激しい議論の中で明らかな変化が見られました。僕個人は7日の夜はいつも以上に発言することができず、グループに貢献できないことに対する苛立ちや悲しさを嫌というほど感じさせられました。メンバー間の協力関係、競争関係も刻々と変化していきます。これらの変化の中でチームとしての成果をつくりだしていく過程はときに楽しく、ときに苦しいものです。他のグループでもスタート時点で別ルートに分散、快調に進みながらも夜中に大衝突、などなどいくつか事件があったようです。他にも金曜日の夜にはDungeonで各自がi-podをつけて自分の音楽で踊る勝手なダンスパーティーがありました。真夜中には血走った目をしながら無表情でDungeonを徘徊するゾンビのような人も何人も出現しました。明け方になると、なぜか上半身裸で作業をしている人まで見かけました。

最後のおまけとして、PDI(Personal Development Initiative)と呼ばれる個別カウンセリングがたまたま土曜日のプレゼン終了後の午後2時-3時で入っていたので、この3日間で感じたことをいろいろとカウンセラーさんとお話してきました。この1時間の会話もかなり興味深かったので改めて書きたいと思います。

先週ぐらいからすごく心配していた3日間のIntegrative Exerciseがこうして無事に終わりましたが、今はとてもぼーっとした不思議な感覚です。感じたことをすべて文字にはしきれていないですが、こうした体験を通してすこしずつ心が成長している感じがします。

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