2008年10月28日火曜日

10/28 就活の進展(トモ)

いよいよICP(International Consulting Project)も最終Phaseを迎えました。

今週の月曜日の朝一には、ICP CoordinatorであるJames Hendersonが最終Phaseの重要性について再度説明していました。が、出席者38名。中にはICP関連で出張に出ている生徒もいましたが、やはり就職活動の影響が大きいようです。最後の質疑応答の中にも「ICPは大変魅力的な取り組みであるが実施期間については再考の余地があるかもしれない」と暗に「就活に専念させてくれー」という心の叫びが聞こえてくる発言もありました。Jamesも状況をよく理解した上で「君たちは世界トップのMBAの生徒だ。自分たちを誇りに思いたまえ。君たちならICPと就活ぐらい同時にできる。そして間違いなく就職は決まる。」と、励ましのエールを送ってくれました。

ICPは4つのPhaseに分かれており、Phaseごとに担当教授とクライアントにプレゼンテーションが必要になります。チームによっては頻繁に出張があるチームもあり負荷はまちまちですが、会社がIMDを訪問して企業説明会をする期間も別途設けられていること、数日間は企業を個別に訪問するための休暇も公式に設定されていることからも就活と同時並行できる範囲に負荷が設定されていると思います。

むしろ1年間という限られた期間を考えると、この時期に授業をすることは固定的に時間が割かれるため現実的ではないこと、個人作業、チーム作業を使い分けることでプロジェクトであれば柔軟に時間を使えること、さらにはスイスの山奥で半年以上も武者修行をして浮世離れしてしまった感性を徐々に現実世界に戻すことなどを考えると、この時期のICPは個人的にはうまい設計だと思います。

しかしながら、これらの意見は"まったく就活をしていない"という小生の意見かもしれません。今週の時点で最低でも1社からOfferをもらっている生徒はおそらく半分にもいまだ達していないようです。また金融危機のために採用プロセスを途中で打ち切る企業や、Offerを出していながら勤務開始時期を大幅に遅らせる企業などもでています。こうした状況下では心理的な不安はかなり高い状況にあると思われます。

今日はDiwaliというインドの大きな祭日でもありました。偶然でもあるのですが、チームメンバーのMattの発案で、朝から部屋に電気コンロ、卵、小麦粉、数々のトッピングを持ち込み、みんなでパンケーキを焼いてワイワイ食べました。自分たちでお祭りをして、残された時間を最大限活用するために自らを奮い立たせてがんばっているのかもしれません。生徒89人とすごす期間もあとわずか、ファイナルカウントダウン(←ふるすぎ)がはじまった感じです。